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専門家詳細情報

細野 祐一(ほその ゆういち)/ 1956年生まれ

更新日:2022/04/09
事務所名
経営改善研究所
事務所所在地
千葉県浦安市
開業した年
2015年
専門・得意分野
・経営コンサルタント。主に知的資産経営、IoT活用による生産性向上支援、補助金申請支援
・知的資産経営で経営全般を可視化し、IoTで現場を見える化し継続する経営支援
・IoTを使った生産性向上支援については、2018年中小企業白書に事例掲載(2018年版中小企業白書P170)多くの企業で実践し、実施方法をマニュアルとして発行。強み尖がり経営実践マニュアル
(以下URL)
https://www.j-smeca.jp/attach/kenkyu/honbu/r2/tsuyomitogari.pdf

助言実績
(直近3件)
  • (プラスチック製品製造業)

    同社は、リーマンショック時、売上が半減し、債務超過に陥った。利益率が低く債務超過から脱却できずにいました。
    生産性を高める方法を模索していた同社に対し、まず知的資産を洗い出し強みを可視化。稼働率を高め利益を生むことを助言しました。次に、24時間工場の状況を定点観測し、予想は90%だった稼働率が60%であることが判明したことから、稼働率の可視化が重要だと助言しました。
    最後にものづくり補助金を活用しながらIoT装置を設置、24時間稼働状況や稼働率を把握できる仕組みを構築するよう助言しました。導入した結果、非稼働要因を毎月、社長や工場長とつぶすPDCAを繰り返すことで稼働率は80%に向上し債務超過から脱却しました。
    本事例は2018年中小企業白書P170,2018年中小企業白書・小規模企業白書概要P4に掲載されています。

  • (金型製造業)

    同社は千葉県流山市にある金型製造業です。金型製造業は昔は日本のお家芸でしたが今は韓国、中国、東南アジアが成長しています。グローバルな戦いの中で生き残り成長する為の支援を実施しました。
    まずローカルベンチマークで本企業の概要を掴み、同社の強みは提案設計力と匠の加工力、課題は技能承継と分かりました。従業員を集めて当社の工程ごと(設計・加工・・・)の強みや課題を洗い出しを行うよう助言しました。このワークショップを通じて従業員も自社の強みと改善すべき点を意識しして作業するようになり、次の改善に弾みがつきました。
    次に技能の一覧を社長・工場長と洗い出し、技能承継計画を作るよう助言しました。並行してIoTを導入し人と機械の稼働を可視化し、個別原価を把握する仕組みを作るよう助言しました。IoTデータを元に改善を実施、技能承継も並行して実施するよう助言しました。
    これらの活動の成果としてコロナ禍で一時悪化した経営状況の改善が進み、いち早く、元の水準に回復した点が挙げられます。

  • (リサイクル業)

    同社は東京都江東区に本社をもつプラスチック原料、製品、機材などを扱う総合卸ですが、その会社のリサイクル事業立ち上げを支援しました。
    同社は「仕入れて売る」ビジネスモデルは利益率低下傾向で、リサイクル事業を立上げで「作って売る」ビジネスモデル転換を模索していました。
    そこでローカルベンチマークで同社の強みを把握しながら環境省の省CO2リサイクル補助金で日立工場の生産性向上支援やものづくり補助金で鴻巣工場の立上げ支援を実施しました。
    日立工場では3つのリサイクルラインにIoT装置を付け、どこにボトルネックがあるのか、データから分析し、ボトルネック解消施策を工場長や社長に助言しました。
    鴻巣工場では立上げたばかりで機械の故障や人手不足に悩んでいたので、IoT装置で稼働状況を示しながら、どの機械がどれだけ動いたら利益が出るかをシミュレーションしながら助言しました。

主な資格・免許
※カッコ内は取得年
・中小企業診断士(2012年)
・システム監査技術者(1987年)
・システムアナリスト(1996年)

著書・研究論文等
・ITを活用した知的資産経営支援による生産性の向上(2017年シンポジウム日刊工業新聞社長賞)
・「強み尖がり経営」による経営革新~ローカルベンチマークを切り口とした支援手法開発(2018年シンポジウム日本経営診断学会会長賞)

主な職歴
・情報サービス業でSE、サービス開発、経営コンサルタント(38年)